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【スタッフブログ】 お線香の香りと煙が伝えるもの

Publish :
2025.10.01

こんにちは

家族葬あすかの 浦地 です。

朝夕涼しくなり、心が落ち着く季節となってまいりました。

目まぐるしく過ぎていく日常の中でも、毎朝、お仏壇に手を合わせ、故人を偲び、ご先祖様にご挨拶されている方も多いのではないでしょうか。

今回はそのひとときに欠かせない「お線香」についてご紹介いたします。

お線香には、次のような大切な意味が込められています。

 • 供養の行為

 仏教における三大供養「花」「香り」「灯り」の一つとして、香りを仏様や故人様に捧げます。

 • 身と心の清浄

 線香の煙によって自分自身や空間を清め、生臭を嫌う仏様に清らかな心で近づくことができます。

 • 香食(こうじき)

 仏教では、故人様は香りを食べるといわれています。

お線香の煙は故人様にとっての食べ物であり、心を満たす供物となります。

 • 心と現世のつながり

 立ち上る煙は、あの世とこの世を結ぶ道しるべとなり、煙を通じて仏様や故人と心を通わせることができます。

 • 時間を計る

 昔は時計が普及していなかったため、お寺では座禅や修行の時間を

「お線香1本が燃え尽きるまで」で計っていたそうです。

お線香の「香り」は仏様を清浄にし、訪れる人を安らかな気持ちにしてくれます。

また「煙」は空間を浄めると同時に、私たちの想いを仏様や故人様へ届ける媒体ともなります。

毎朝お線香に火を灯すのは、ただ手を合わせるためのものではなく、

供養・浄化・心のつながりといった深い意味を持つ大切な習慣です。

亡き人を想い、自分の心を整えるひとときにもなります。

クレリアにもさまざまなお線香をご用意しております。

心に寄り添うお線香を選んでみてはいかがでしょうか。