はじめまして、家族様あすかクレリアの谷です。

今回は、紀伊半島の最南端、潮岬望楼の芝で行われる「芝焼き」についてご紹介します。

潮岬は、広大な芝生と太平洋を望む絶景が広がる場所です。

毎年冬に行われる芝焼きは、自然環境の保全と地域文化の継承を目的とした伝統行事。

芝生の更新や害虫駆除、雑草抑制のために行われるこの行事には、多くの地元住民や観光客が訪れます。

最大の見どころは、地元高校の弓道部による点火です。弓を引き絞る静寂の中、火矢が放たれる瞬間の緊張感と迫力には、思わず息を吞みます。火矢が芝に着地すると、瞬く間に炎が広がり、芝生一面が赤々と燃え上がる光景が現れるます。炎の動きや芝の焼ける香りが一体となり、訪れる人々を魅了します。

燃え尽きた後の黒く焦げた大地は、やがて新緑へと変わりふたたび美しい芝生が広がります、

この｛終わりとの再生｝のリサイクルは自然のと共に生存する地域の知恵や環境を大切にする思いを感じさせるものです。

是非一度足を運び、火矢が放たれる荘厳な瞬間と自然の壮大な息吹を体験してください。